現代社会においては、自動車は生活する上で欠かすことのできない物の一つです。
しかしその一方で、事故を起こした場合などは重大な事態となる傾向にあるため、自動車の運転については運転免許制度や道路交通法などによって厳しい規定が設けられており、自動車を運転する際にはにはそうした規定を遵守するモラル意識が求められます。
自動車の運転に関する規定に違反した場合、運転者は様々な形で責任を負うことになります。
危険運転によって事故を起こし、人を死傷させるなど、悪質かつ危険な違反行為については、刑事上の責任を問われることになり、一般的な刑事事件と同様の手続きが行われ、検察によって起訴された場合には、刑事裁判を経て罰金や懲役といった刑事罰が科せられます。
行政上の責任としては、運転免許に関する行政処分が行われることになり、事故や違反行為についての責任の重さに応じて、運転免許の停止や取消などが行われます。
民事上の責任としては、事故を発生させたことにより被害者に与えた損害について賠償する責任を負うことになります。
賠償の対象となる損害としては、事故によって受けた傷害の治療費といった直接的な損害だけでなく、後遺症についての補償や、それによって発生した逸失利益や休業損害といった間接的な損害なども含まれます。